まずはこちらからlibtcod-1.5.2-mingw32.tar.gzをダウンロードします。安定版は1.5.1ですが、1.5.2でキー入力についてのバグが修正されているので、1.5.2をおすすめします。そしてこれを展開します。
適当な所に新しいフォルダ(例えばtest)を作り、libtcod-mingw.dllとSDL.dll、Pythonフォルダ内のlibtcodpy.pyを入れます。
次にこちらのRawボタンのリンク先を保存してfont.pngをダウンロードします。これもtestフォルダに入れます。
testフォルダ内にpythonスクリプト(例えばtest.py)を作成します。こちらのチュートリアルを参考に、以下のようにプログラムします。これをutf-8で保存します。
# -*- coding: utf-8 -*-
import libtcodpy as libtcod
#actual size of the window
SCREEN_WIDTH = 30
SCREEN_HEIGHT = 30
LIMIT_FPS = 20 #20 frames-per-second maximum
libtcod.console_set_custom_font('font.png', libtcod.FONT_LAYOUT_ASCII_INROW, 32, 2048)
libtcod.console_init_root(SCREEN_WIDTH, SCREEN_HEIGHT, 'python/libtcod tutorial', False)
libtcod.sys_set_fps(LIMIT_FPS)
while not libtcod.console_is_window_closed():
libtcod.console_set_default_foreground(0, libtcod.white)
libtcod.console_put_char(0, 1, 1, ord(u'試'), libtcod.BKGND_NONE)
libtcod.console_print(0, 1, 2, u'例えばこのように日本語が表示できます')
libtcod.console_flush()
test.pyを起動すると日本語が表示されるはずです。(ただしサンプルプログラムですのでクラッシュします。)
前述したチュートリアルは英語ですが、分かりやすいので読んでみるとためになるかもしれません。なお、ここで紹介した各リソースのライセンスは自己責任で確認して下さい。私は、libtcodがBSDライセンス、font.pngがGPL、チュートリアルのコードがPublic Domainのような気がしますが、保証はできません。
※当然のことながら、これらの作業をする前にPythonをインストールしてください。
(参照)UnicodeのタイルセットをPython3とPillowで作った(仮)